去る2003年11月8日、9日に恒例の「東三河総合住宅展」が開催され、MICCも例年通り参加しました。天候にも恵まれ多くの方が会場を訪れ私たちのブースにも何人かの方が相談に来られました。前回まで一つのブースで行っていたのですが今回はプラネッツさんより2ブースをお借りする事が出来、「インテリアコーディネーションコンテスト」の作品を展示するブースを独立させました。
これが一つ目のブースです。今回は照明をテーマでした。照明に関心を持ち少し配慮するだけで今までとまるで違う生活空間が生まれる事がわかってもらえればという主旨です。このテーマでの開催には協賛企業である小泉産業さんにとてもお世話になりました。ありがとうございました。それとこのブースでのもう一つの柱は「インテリア相談」です。一般の方の中にもインテリアに関心をもたれる方がだんだん増えてきているようで何人かの方から相談を受けました。運営は一日を、2人一組、3交代で運営したのですが、それ以外にも何人か常にいる状態でとても活気の有るブースであったのではないかと思います
前記しましたもう一つのブースがこちらです。例年のようにインテリア産業協会より「住まいのインテリア
コーディネーションコンテスト」の入賞作品をお借りして展示しました。コンテストということもあり特に「プランニング部門」は現実の生活空間とは少し違う趣(おもむき)ですが、きれいにまとめてあることもあり多くの人に見てもらう事が出来ました。
今回は特別な企画として「親子で考える住まいのカラーコーディネート」と題し文字どおり親子で住まいのカラーコーディネートを楽しんでもらおうという講座を持つとができました。担当は千木良さんが引き受けてくださいました。子ども部屋のパースを使って親子で思い思いにコーディネート楽しんでもらおうという企画です。小さい頃から住まいのコーディネートを楽しんでもらというのも大切な気がします。
千木良さんに講座を受け持っての手記をお願いしましたら、快く書いてくださいましたので掲載させていただきます。
最初にお話をいただいた時は、住宅展のイベントの一つとして、「親子で・・・・・」のテーマで「講演」を、ということでした。しかし、「親子」で「講演」を聞いても親御さんの方はともかく子供さんの方は退屈してしまうのではないか、と考え、来ていただいた方に参加をしていただく形を取りました。
「親子で子供部屋のカラーコーディネーションプランを作りましょう」という訳です。与えられた1時間半の内、10分間でカラーコーディネーションのポイントをお話しし、あとは作業に入っていただくことにしました。説明の時は各種カラーサンプル等を用意し、わかり易くするよう心がけました。ナルホド、と大きくご賛同いただいたので、ご理解はいただけたようです。続いて作業に入ります。
こちらで用意したものは子供部屋の内観パース二種(カジュアルとエレガント)、床のフローリング(クッションフロアで代用)、カーテン生地、クロス等のサンプル、プランを貼る為の台紙、等です。
はさみ、糊、等はご用意いただくことになっていたのですが、ほとんどの方は持ってきてませんでした。こちらで予備にと用意した分でも足りなくてプラネッツさんからもお借りしました。
作業はまず、二種類のタイプのうち、好きな方を選んでいただくことから始まります。壁、天井のクロス、床のフローリング(クッションフロアで代用)、カーテン、ベッドカバー、クッション等のファブリックスを選んで、台紙に貼り付けていく、というの内容です。お母さんと子供たちがサンプルの山の前で楽しそうに選んでいます。どうやって貼れば良いかしら、と相談しています。お手伝いして下さった中西さん、久保田さんと廻りながらアドバイスをさせていただきました。あっという間の1時間半でした。できあがったものはお持ち帰りいただいて完了です。
あの小さな子供さんたちが大きくなられてご自分の家を管理するようになられた時今回の経験が少しでも役に立ったらいいな、と思っています。
千木良万里